「そんなつもりじゃ…」を防ぐ!介護施設のための接遇マナー研修

介護現場に“ちょうどよい接し方”ありますか?
現場の「困った」を解決する、実践型接遇研修
介護の現場では、利用者様やご家族にどう接するかが、信頼関係に直結します。
しかしながら――
「丁寧に話しているつもりなのに、冷たいと言われてしまった…」
「距離を縮めたくてフレンドリーに接したら、馴れ馴れしいと感じられてしまった…」
そんな声が現場から数多く聞こえてきます。
実は、「馴れ馴れしさ」と「親しみやすさ」は紙一重。
- 馴れ馴れしさとは、相手の心の距離を尊重せず、土足で踏み込むような印象を与える態度。
- 親しみやすさとは、相手の立場に立ち、安心感や温かみをもって接する態度。
介護職に求められるのは、距離感のちょうどよさ”です。
それはマニュアルでは学べず、現場での経験や具体的な振り返りから身につくスキルです。
実際の介護現場で起こっている「ヒヤリとする接遇」
研修では、以下のような“あるある”な事例を紹介し、なぜトラブルにつながったのかを一緒に考えます。
🔹 「良かれと思って」が情報漏洩に…
ご近所の方に「○○さん、最近調子が悪くて…」と話した職員。
相手が親しみのある地域住民であっても、本人やご家族の同意がなければ秘密保持義務違反に該当します。
🔹 「嬉しくてつい…」SNSに写真を無断投稿
利用者様の笑顔を、本人や家族の許可なくSNSにアップ。
表情が映っていなくても、特定される可能性がある投稿はプライバシー侵害になり得ます。
🔹 “ちょっとした言葉”が冷たく聞こえることも…
「それはできません」とだけ答えた職員に対し、ご家族から「冷たくて突き放されたように感じた」とクレームが入ったケース。
意図せずとも、言い回しや声のトーンで印象は大きく変わります。
🔹 電話対応で“たらいまわし”に…
「その件は○○に聞いてください」と部署を次々に案内した結果、ご家族から「誰も責任をもって答えてくれない」と不信感を招いたケースも。
組織としての“対応力”が問われる瞬間です。
法律・現場・心理の3つの視点で伝える「現場で使える接遇力」
当事務所が提供する研修は、単なる「マナーの型」ではなく、次のような実務的・法的・心理的観点から接遇を見直します。
✅ 利用者様・ご家族との間に起こる“誤解”や“すれ違い”の予防法
✅ 誠実義務・秘密保持など介護職の【法的責任】とリスク対応
✅ 「言い方ひとつで伝わり方が変わる」実践的な声かけの工夫
✅ 「親しみ」と「馴れ馴れしさ」の違いを体感するロールプレイ・ケース検討
現場経験と法知識、心理的配慮を組み合わせ、「そのまま使える接遇力」を育てることを目的としています。
「うちの現場に合った研修をしてほしい」そんなご要望にお応えします
- 新人職員向けの接遇の基本
- 中堅職員向けの“信頼関係の築き方”研修
- 管理者向けの“クレーム対応力アップ”研修
事前のヒアリングに基づき、施設ごとのお困りごとや職員構成に合わせてカスタマイズいたします。
「マナーは教わったけれど、現場で応用できない」――そんな声を減らす実践型の接遇研修をお探しの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
セミナー・研修・講演

リーダー育成、メンタルヘルス、ハラスメント防止、採用と定着等、ニーズに対応した実践型研修を提供します。
コンサルティング

採用支援、ホワイト財団、介護や福祉の処遇改善加算、就業規則、ハラスメント防止等のコンサルティングを行います。
著書・執筆

著書の執筆、雑誌への寄稿・監修、リーフレット原稿の作成を行います。また専門家としてインタビューにも応じます。