【セミナー登壇報告】信用金庫職員向け 採用実務勉強会に登壇しました

先日、信用金庫様対象に採用実務勉強会の講師を務めさせていただきました。
採用市場の変化や求人原稿の改善、若手・中途人材の定着支援まで、信用金庫の採用戦略全体を体系的に学ぶ内容で構成しました。


セミナー概要

変化する労働市場の中で、信用金庫の採用活動もまた多様化と戦略性が求められています。今回のセミナーでは以下のような課題解決に焦点をあてました:

  • 少子高齢化・労働力人口の減少に伴う採用難への対応
  • スマホ時代に合った求人原稿の作り方とSEO対策
  • 新卒・中途・外国人・シニア人材への多様なアプローチ方法
  • 採用後のフォロー体制と定着支援の仕組みづくり

参加者の声(一部)

  • 「求職者に“選ばれる”求人原稿の必要性を再認識できました」
  • 「採用に関する全体像が見え、求人から定着までの導線設計の重要性がよく分かりました」

質疑応答より(抜粋)

Q1:リファラル・アルムナイの制度はあるが、浸透していません。どうすればよい?
A: 制度の「納得」と「実感」がカギです。以下のようなアプローチが効果的です:

  • 成功事例をストーリーで伝える(例:「●支店の●さんが紹介した●さんが1年で活躍」など)
  • 「●●信金同窓会通信」のようなアルムナイ向けの情報発信・交流機会の設置
  • 支店長やOJT担当者も巻き込み「紹介促進月間」など全体施策として運用

Q2:中途採用者への研修・フォローの具体的な内容は?
A: 「不安の解消」と「早期成果の実感」が重要です。以下のような取り組みが推奨されます:

  • 初期研修(1〜2週間):信金業務の基礎、理念の共有、地域金融の意義など
  • バディ制度:年齢の近い先輩職員が業務・人間関係両面をサポート
  • 定期面談(30日・90日・半年):振り返りとキャリア支援
  • 経験に応じた教育設計:金融出身者にはOJT中心、異業種出身者には基礎強化を

Q3:求人原稿で刺さる表現や言い換え、信金ならではの魅力の伝え方は?
A: 求職者の心に響く言葉を見つけるには、社内の若手職員へのインタビューが有効です。実際に入庫を決めた理由や、働いて感じるやりがいを言葉にしてもらうことで、共感性の高い原稿が作れます。

たとえば以下のような表現があります:

  • 地域密着型の魅力:「地元で暮らしながら、人の役に立てる仕事」
  • 金融職の意義:「街の“お金の先生”」「人生に寄り添う金融パートナー」
  • 今風の言い換え:「金融×地域プロデュース」「まちのライフプランナー」「中小企業のDX支援役」

また、信用金庫ならではの魅力としては、

  • 転勤が少なく、地元で安定して働ける
  • ノルマではなく信頼関係を重視した営業スタイル
  • 全員正社員制度の安心感
  • 働きやすさと人間関係の良さ

といった点を明確に伝えることが大切です。


今後の研修・勉強会のご相談を承ります

「応募が来ない」「求人原稿に自信がない」「採用しても定着しない」
そんなお悩みをお持ちの企業様・団体様に向けて、状況に合わせた実践的な勉強会・社内研修をご提供しています。

採用支援・求人原稿改善・定着率向上のご相談は、お気軽にお問い合わせください。

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