株式会社森長工務店様 安全大会にて基調講演を行いました

このたび、株式会社森長工務店様の安全大会にて、基調講演を担当させていただきました。
講演テーマは、「建設業の人材不足に対応した、すぐに使える採用・定着のノウハウ」です。
採用戦略の立て方や、外国人雇用の最新動向、若手社員の育成方法について、現場ですぐに活かせる実践的な内容をお伝えしました。
■ 講演内容のポイント
- 「なんとなく採用」ではなく、戦略的な採用を
- 「今」だけでなく、3年後を見据えた採用計画を
- スキルよりも、価値観の一致する人材の重要性
特に外国人雇用に関しては、入管法改正による技能実習制度の廃止と、今後導入される「育成就労」制度についての準備が必要であることをお伝えしました。
また、若手人材の育成においては、かつての「背中を見て覚えろ」ではなく、丁寧な指導と体系だった教育の重要性を強調しました。
参加者の皆さまは非常に熱心で、メモを取りながら真剣に耳を傾けてくださる姿勢が印象的でした。
■ 質疑応答ではこんなご質問が寄せられました
- 技能実習生の受け入れで良かった点と課題、今後の対応は?
→ ミスマッチを防ぐには、監理団体との密な連携、企業として譲れない条件の洗い出し、面接での重点確認事項の整理が大切です。 - 外国人採用にまつわるトラブル例と、その対策は?
→ 例として、ゴミ出しのルール違反や騒音(夜間の大声の歌唱など)を挙げました。
こうした問題は、文化や習慣の違いによるものであることが多いため、事前に生活マナーを丁寧に伝えることが重要です。 - 外国人雇用によるメリットは?
→ 言葉の壁をきっかけにマニュアルの整備が進み、作業の標準化が実現。
結果として、日本人の若手社員もスムーズに技能習得できるようになるなど、間接的な効果も生まれています。
今後も、建設業界の皆さまが人材確保と育成に前向きに取り組めるよう、実践的な情報を発信してまいります。
山田真由子社会保険労務士事務所(…
建設業向け安全大会の講演 – 山田真由子社会保険労務士事務所(滋賀県草津市)
採用・外国人雇用・人材育成・メンタルヘルスまで 今、現場に必要な「人」の課題に向き合う!今、建設業の現場は大き