ハラスメント防止研修の事例紹介

法的知識だけで終わらない、職場づくりに向けた研修
ある企業様より、ハラスメント防止研修のご依頼をいただきました。実はその企業では、数か月前にも弁護士の先生によるハラスメント防止の研修を実施されており、「同じテーマで2回目の研修となるのですが……」というお話からスタートしました。
前回の研修では、ハラスメントに関する法律や判例などの知識を深めることができ、大変勉強になったと好評だったそうです。しかし一方で、参加されたリーダークラスの方からは、「法律的に問題になるかもしれないと思うと、部下への指導がしづらくなった」といった声もあがったとのこと。
そこで今回の研修では、「ハラスメントを避けること」だけが目的ではなく、「働きやすい職場をつくるにはどうしたらいいか」という観点から内容を構成しました。
ヒアリングを重ねる中で見えてきたのは、次のような課題でした。
事業の抱える本当の課題とは?
- 一部の部下が上司の業務指示を受け入れないことがあり、上司は対応に困っている
- 上司は「ハラスメントと言われるから指導ができない」と感じている
- 叱り方や仕事の教え方によっては、意図せずハラスメントと受け取られてしまうことがある
こうした課題を踏まえ、今回はハラスメントの定義や法律知識の共有に加え、次のような内容を取り入れて研修を行いました。
必要とされていた研修内容はこちら
- コンプライアンスや職業倫理の視点から、部下自身に振り返ってもらうワーク
- 上司が適切に指導できるようになるためのケーススタディ
- 指導・注意とハラスメントの違いを体感できるロールプレイ
研修後、企業のご担当者様からは
「こちらが言語化できていなかった職場の課題に向き合い、非常に満足できる内容でした」
とのお声をいただきました。
ハラスメントの定義や基礎知識は、どの研修でも共通する部分かもしれません。しかし私たちは、企業ごとに異なる現場の悩みや課題を丁寧にヒアリングし、それぞれに合わせた内容を設計しています。
ハラスメントを“避ける”ための研修から、“よりよい職場をつくる”ための研修へ。
それが、私たちの提供するハラスメント防止研修の特徴です。
セミナー・研修・講演

リーダー育成、メンタルヘルス、ハラスメント防止、採用と定着等、ニーズに対応した実践型研修を提供します。
コンサルティング

採用支援、ホワイト財団、介護や福祉の処遇改善加算、就業規則、ハラスメント防止等のコンサルティングを行います。
著書・執筆

著書の執筆、雑誌への寄稿・監修、リーフレット原稿の作成を行います。また専門家としてインタビューにも応じます。