令和7年度 兵庫県看護協会様「これだけは知っておきたい労務管理研修 」を実施しました

2025年11月29日、兵庫県看護協会様にて、看護管理者・主任クラスの方々を対象に「これだけは知っておきたい労務管理 ~労務管理の基本を知り活用する方法~」の研修を担当いたしました。
本研修は、看護現場で必須となる労務管理の基礎を体系的に学び、現場で迷いやすい判断を根拠を持って行えるようにすることを目的としています。
働き方改革や人手不足が続く医療・看護の現場では、管理職が労働法の基本と職員支援の視点を理解しているかどうかが、採用・定着・メンタルヘルスの面で大きな差となります。
研修の主な内容
1.労働法の基本と労務管理の全体像
労働基準法・労働契約法・労働安全衛生法を中心に、看護現場で判断が分かれやすいテーマを整理しました(例:研修時間は労働時間か、有給休暇の扱い、休日と代休の違いなど)。
2.安全衛生・健康管理(メンタルヘルスを含む)
医療現場で特に重要となる安全配慮義務、長時間労働、夜勤・交代制勤務のリスク、ストレスチェック制度について、判例とともに解説しました。
3.仕事と生活の両立支援
産前産後休業、育児休業、介護休業、社会保険給付、女性活躍推進法、次世代育成支援対策推進法など、看護管理者が押さえるべき法律と実務対応をまとめました。
4.ハラスメント防止
医療・福祉で特に相談が多いパワーハラスメントの定義、組織が整えるべき体制、管理者としての予防・事後対応の基本を整理しました。
5.「健康-心理-環境モデル」を活用した部下理解
健康状態・心理状態・職場環境の3つの観点から部下を理解し、誤解やすれ違いを防ぐための管理手法を解説しました。
看護管理者が日常で迷いやすいケースを用いて、対応のポイントを考えるワークも実施しました。
研修の特徴
- 看護管理者が明日から使える「判断の基準」が整理できる内容
- 法律・制度だけでなく、心理と環境を踏まえた人材マネジメントを学べる構成
- 実際の事例をもとに、参加者同士の意見交換を行いながら理解を深める進行
- 現場の悩みに直結するテーマを選び、時間内で効率よく整理した内容
参加者の声(一部)
- 現場で迷っていた判断の根拠が整理できた
- 法律と心理の両面からマネジメントを学べた
- 健康モデル・心理モデル・環境モデルがとても分かりやすかった
関連書籍のご案内
本研修でお伝えした「健康・心理・環境」の3つの視点は、日々の指導や部下育成にもそのまま応用できるものです。
特に、看護管理者・主任クラスにおいては「指導のしかた」「信頼関係の築き方」「誤解やすれ違いを防ぐ対話」が現場運営の質を大きく左右します。
その考え方を体系的にまとめた一冊として、拙著をご紹介いたします。
拙書 『部下を知らない上司のための育成の極意』
部下の性格・心理・背景を踏まえて、どのように接し、どのように伝えると行動変容につながるのか。
医療・福祉をはじめ、人を支える現場で働く管理職の方に多くご活用いただいている本です。
- 部下指導に自信が持てない
- 若手や中堅との関わり方に迷う
- パワハラにならない注意の仕方を知りたい
- 価値観の違う部下への接し方を学びたい
このような方に特におすすめです。
