【開催報告】埼玉県建設業協会様主催「外国人の雇い方セミナー」に登壇しました

2025年8月5日、一般社団法人埼玉県建設業協会様にお招きいただき、「外国人の雇い方について網羅的にマスター~知識ゼロから外国人の雇い方がわかるようになる~」というテーマで、建設業界の皆様を対象にセミナーを行いました。
今、建設業界で外国人雇用が求められる理由
建設業界では、有効求人倍率が5倍を超える中、若い労働力の確保や職場の活性化の観点からも、外国人材の活用が現実的な選択肢となっています。セミナーでは、実際に外国人労働者を雇用する際のポイントや、在留資格の違い、就業規則・雇用契約書の整備、そして育成就労制度(2027年導入予定)など、最新の制度動向も含めてお伝えしました。
現場で役立つ、実務に即した構成で
今回のセミナーでは、次のような内容を中心にお話ししました:
- 技能実習・特定技能・育成就労の違いと移行の流れ
- ハローワークの求人票の書き方の工夫
- 外国人雇用に対応した就業規則・雇用契約書のポイント
- 社内体制の整備(キャリアマップ、メンター制度、生活支援など)
- 外国人労働者とのコミュニケーションや文化の違いへの配慮
- 外国人労働者が失踪した場合の対応手順
実務担当の方からは、「すぐに自社に活かせる具体的な内容でわかりやすかった」「新制度の動向が理解できた」といった声を多くいただきました。
セミナーを終えて
外国人材の受け入れは、単なる“人手不足対策”にとどまらず、組織の多様性を広げ、未来の担い手を育てる大きな可能性を秘めています。そのためには、法律だけでなく、文化・価値観・コミュニケーションといった“人”に寄り添う視点が欠かせません。
今後も、外国人雇用を「受け入れてよかった」と感じられるような職場づくりのお手伝いをしてまいります。
セミナー内容をさらに深く知りたい方へ
今回のセミナーでは、限られた時間の中で「外国人雇用」の全体像をお伝えしましたが、具体的な実務対応や雇用に必要な書式・制度の整備など、より詳しく知りたいという方には、私の著書『よくわかる外国人雇用マニュアル』(ベストブック)がおすすめです。
「どの在留資格でどんな仕事ができる?」「受け入れ時の注意点は?」「契約書や規則の整備はどうする?」といった疑問に、図解とQ&Aでわかりやすく解説しています。
建設業の方にも多数ご活用いただいておりますので、ぜひご一読ください。